離婚で家を早く売るには?──「仲介」と「買取」の違いと選び方

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先に結論をお伝えします。

離婚で「家を早く手放したい」なら、売り方は大きく「仲介」と「買取」の2つ。仲介は市場で買主を探すため高く売れやすい反面、数か月かかることも買取は不動産会社が直接買い取るのでスピードが速い反面、価格は相場より低めになりがちです。離婚の事情(早さ優先か、価格優先か)で選び分けます。どちらにせよ、まずは複数社の査定で「仲介ならいくら/買取ならいくら」の両方を把握するのが、損をしないコツ。私は買取・査定側にいた立場から、その見極めを、どちらの立場にも立たずにお伝えします。

「離婚を早く終わらせたいから、家もさっさと現金にしたい」——気持ちはよくわかります。ただ、”早さ”だけで飛びつくと、受け取れる額が大きく変わることも。まずは2つの売り方の違いを押さえましょう。(離婚と家の全体像は「離婚で家はどうなる?完全ガイド」にまとめています。)

「仲介」と「買取」の違い

仲介 買取
売る相手 市場の一般の買主(不動産会社が仲立ち) 不動産会社が直接買い取る
スピード 買主が見つかるまで数か月かかることも 早い(数週間で現金化も)
価格 相場に近い価格になりやすい 相場より低めになりがち
向く事情 価格を優先・時間に余裕がある 早さ優先・確実に売り切りたい

離婚では「早さ」と「価格」のどちらを取るか

【買取の現場から】 離婚のケースでは、この選択が特に難しくなります。「一日でも早く関係を清算したい」なら買取のスピードが魅力ですが、売却額は財産分与で二人が受け取る額そのもの。安く手放せば、その分二人の取り分が減ります。逆に、仲介で時間をかけている間も、ローンや維持費は出ていき、協議が長引く「塩漬け」のコストもかかります(→「協議が長引くと家はどうなる」)。

正解は人それぞれです。「多少安くても、早く確実に終わらせたい」なら買取「時間はかけられる、少しでも高く」なら仲介。判断のためには、両方の価格を知ることが欠かせません。

コツは「仲介・買取の両方の査定を取る」

「仲介ならいくらで売れそうか」「買取ならいくらで買ってもらえるか」——この両方を並べて初めて、スピードと価格の差が”金額”で見えます。「早さのために、いくら諦めることになるのか」がわかれば、納得して選べます。複数社にまとめて査定を依頼できる一括査定なら、この比較が一度でできます。

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複数社に一度に依頼すれば、「仲介ならいくら/買取ならいくら」を並べて比べられます。早さと価格の差を金額で見てから、納得して選びましょう。査定は無料です。

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査定の種類や頼み方のコツは「査定はどこに頼む?」でも解説しています。

次にやること(チェックリスト)

☐ 離婚で優先するのは「早さ」か「価格」かを整理する
仲介の想定価格買取の価格の両方を査定で取る
☐ 「早さのために諦める金額」を数字で確認する
☐ ローン残債・分与への影響も踏まえて判断する
☐ 売却代金の分け方は弁護士と取り決める

よくある質問(FAQ)

Q. 買取は、仲介よりどのくらい安くなりますか?
物件や会社によりますが、買取は相場より低めになりがちです。実際の差は、仲介・買取の両方の査定を取って金額で比べるのが確実です。

Q. とにかく早く売りたいです。買取一択ですか?
早さなら買取が有利ですが、価格が下がる分、財産分与の取り分も減ります。まず両方の価格を把握し、「早さのために諦める額」を見てから決めることをおすすめします。

Q. 共有名義でも買取や仲介で売れますか?
家全体を売るには共有者全員の同意が必要です。同意が得られない場合は、自分の持分だけを専門の買取に相談する方法もあります。

この記事の書き手について

不動産買取の現場に長く携わってきた宅地建物取引士。中古マンション・戸建ての査定・仕入れ・販売までを担当し、仲介と買取でスピードと価格がどう変わるかを、数多くの物件で見てきました。現場で見てきた実際を、夫・妻どちらの側にも立たない立場で解説しています。なお、売却代金の分け方など分与の取り決めは弁護士に、税金は税理士にご確認ください。

最終更新日:2026年7月7日

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